• 2024.03.07

    ADIEU TRISTESSE ×kazumi Spring Collaboration スペシャルインタビュー



    左より LIBERTY JAPAN デザイナー・平野さん | モデル・kazumiさん | ADIEU TRISTESSE デザイナー・最上


    昨年に引き続き、この春 ADIEU TRISTESSEとコラボレーションしたモデル・kazumiさんと、kazumiさんのお義姉さんでもあるLIBERTY JAPANデザイナー・平野さん、ADIEU TRISTESSE デザイナー・最上によるスペシャルトーク。

    今回ADIEU TRISTESSE別注で制作した2種類のプリント柄〈キティ・グー〉と〈マチルダ・メイ〉のこだわりや、着こなし方についてお話を伺いました。



    最上:今回 第2弾ということもあり、kazumiちゃんのイメージも「こういう感じでやりたい!」という具体的なものがあったので、イメージしやすかったです。そしてやっぱり、最初からみんなの「やろう!」っていう熱量がすごかったですね。

    kazumi:熱量がすごかった!そして楽しかったですね!最初の打ち合わせも盛り上がって。

    最上:そうそう。最初の打ち合わせの時、平野さんがホワイトボードに書いてくださって。「グーちゃんを探せ!2024SS」というタイトルを付けて。タイトルのせいか、まるで捜査本部のように。笑

    平野:ほんと、楽しかったですね!笑

    kazumi:カブキの次はグーちゃんでやりたいと思っていたから、実現出来てすごく嬉しい!

    平野:最終的に2柄、全然違うテイストになりましたよね。

    最上:どちらも着やすそうな感じですよね。でもここまで辿り着くのに、平野さんには色々と結構な道のりが・・・。

    kazumi:ほんと、お義姉ちゃんにはがんばってもらって・・・。

    平野:いやいやいや。ただ今回お選びいただいたのがミラーリングの柄だったので、片方のイメージを反転した時にこう、難しくて・・・。グーちゃんがちょっと「キャイーン」ってしているように見えちゃったりして。笑

    kazumi:たしかに!2つ揃うとね。笑

    平野:グーちゃん単体で描いているとありかなって構想も、意外とハマらなかったりして。それが難しいポイントではありましたね。





    最上:平野さんにはたくさんスケッチも描いていただいて。

    kazumi:ね!いっぱい色んなバージョンをお義姉ちゃんが描いてくれて。グーちゃんが可愛らしい感じだから、色は落ち着いたモノトーン調にして。

    最上:そうそう。あと、kazumiちゃんの提案で赤をポイントでいれたいなっていうのが、すごく効果的でしたよね。

    kazumi:そうそう。なんかあと一息どうしようかなって時に、たまたまボールペンで赤く塗ってみたら、可愛くアクセントになって。大人っぽくみんなが着られるアイテムになったんじゃないかな。

    最上:あと、今シーズンのADIEU TRISTESSEがマティスからインスパイアされたコレクションで、マティスも猫が大好きでよく描いていたりという事もあって、そこも親和性がある感じでした。

    kazumi:ほんとに!偶然にも色々とつながって。

    最上:もう1柄の“マチルダ・メイ”もみんなで「マティスっぽいね」って選んだら、実はあの柄、マティスが移り住んだ地中海の景色をイメージした柄だったんですよね。後から知ってびっくりしました!







    -今回のコラボレーションのアイテムでしてみたい着こなしなどありますか?

    kazumi:今回どれもアレンジがしやすいアイテムなので、色々な着こなしを楽しんでもらえたらと思っています。ブラウスは後ろが結べたり、シンプルにも着られるけどちょっと遊び心を加えていて。ルックを参考にちょっと遊んでもらえたら嬉しいですね。あとは旅行とかにも!

    最上:旅行いいですね!

    kazumi:着回しが出来るから、旅行やちょっとお出かけにも。そこまでシワにもなりにくい素材だから、色々なシチュエーションで着てもらえたら嬉しいですね。

    最上:サロペットは後ろの紐が取り外せたり、トップの前後を付け替えて見え方を変えられたり。撮影の時もすごく可愛かったというのもあるけれど、あらためて便利だなと思いましたね。あと、〈キティ・グー〉は色味がモノトーン調なので、すこし鮮やかな色と合わせて着てみたいなって思いました。

    kazumi:靴下やタンクトップのピンクとか、ビビットな差し色の合わせも可愛かったですよね。

    平野:ブラウスの後ろをちょんって結べるのも可愛かったです。

    最上:後ろで結ぶと前が少しタイトなシルエットになって、それもまた可愛い。ちょっとしたことで新鮮な着こなしになりますよね。

    kazumi:普通にデニムとかと合わせても可愛いし、何合わせても可愛い。

    最上:ワンピースも一見シンプルに見えるけど、袖の感じとか。

    平野:そしてあの用尺がすごくて、贅沢。

    最上:ふんだんに使いましたね 笑 動くとふわっとひらひら広がってまたそれもきれい。

    kazumi:結構生地をね、あますことなく使って・・・・。

    最上:着るとシルエットがわかって、kazumiちゃんのこだわりがすごくつまっている感じ。ウエストもキュッと絞ったりできるし、羽織った感じも可愛かったですね。

    kazumi:身幅や長さは結構細かくみんなで調整したから、色々な人に着てもらえそうだなって思います。

    最上:サイズ展開もあるので、ぜひ袖を通していただいて、長く着てもらえたら嬉しいですよね。

    kazumi:アデューとのコラボはいつもみんなの足並みが揃っているから、それがすごく大きくて。打ち合わせの時もすぐに「これいいね!」ってなったり、もう一回考えたいなって思った時も言いやすくて。もうチームワークは最高に良い!それがすごくお洋服にも表れているなって思います。
    ほんと、何年、何十年経っても、着てもらえたら嬉しいですね。









    〈Kitty Goo キティ・グー〉は、2010年秋冬コレクションで発表されたアーツ&クラフツ・スタイルの柄をベースに、kazumiさんの愛猫・グーを平野さんに描いていただき、ミラーリングに配置しました。




    kazumiさんの愛猫・グー。Good!という意味といつも喉をグルグルとならして鳴いていたことから名付けられたそう。ゆったりしているカブキと、ちょっぴり気の強いグー。二匹は付かず離れず、いい距離の関係なのだそう。





    素晴らしい夏を称えたエネルギーと躍動感にあふれたデザインの〈Matilda May マチルダ・メイ〉。沿岸の花をインクでラフに描き、地中海の海岸線を表現。色合いはKazumiさんと相談して、ブルー系にまとめました。

    直感で選んだこの柄は、ADIEU TRISTESSEがこの春インスパイアされた南フランスに移り住んだ画家 アンリ・マティスが過ごした地中海の景色が描かれているそう。様々な思いが導かれるようにつながりました。