• 2023.03.10

    ADIEU TRISTESSE ×kazumi Spring Collaboration スペシャルインタビュー



    左より LIBERTY JAPAN デザイナー・平野さん | モデル・kazumiさん | ADIEU TRISTESSE デザイナー・最上


    今回ADIEU TRISTESSEとコラボレーションしたモデル・kazumiさんと、kazumiさんのお義姉さんでもあるLIBERTY JAPAN デザイナー・平野さん、ADIEU TRISTESSE デザイナー・最上によるスペシャルトーク。

    ふとした会話から実現した今回のコラボレーション。
    そのきっかけやプリント柄についてお話を伺いました。



    最上:リバティ社さんとはADIEU TRISTESSEの発足当初からのお付き合い。昨年ブランド20周年を迎えた際に、営業担当の上嶋さんと「何かしたいね」という話をしていて。そこでふいに「kazumiさんのお義姉さんってうちのデザイナーで」という話を聞いて、スタッフ一同びっくり!

    平野:なんだかすごいタイミングで話題に出ましたね!

    最上:ほんとに。笑 そこから、「じゃあkazumiさんとコラボでやれたらいいね」という話がどんどん膨らんで。kazumiさんにもまだ全然了承も得てなかったのに。笑

    一同:笑

    平野:それがまた、私の描いたテキスタイルデザイン〈MEGUMI〉が発表された時で、その柄をアデューさんで選んで下さっていて。実はシーズナルコレクションにデザインが採用されたのが〈MEGUMI〉が初めてだったので、そのタイミングで選んでいただいたことにもとてもご縁を感じました。





    -kazumiさんと平野さんも「いつか何か一緒にお仕事ができたらいいね」という話をされていたそうですね。kazumiさんと平野さんは普段どんな感じですか?

    kazumi:以前からお仕事したいねって話はしていたので今回それが叶ってとても嬉しいです!お義姉ちゃんとはいつもこんな感じにゆるくお喋りをしていて、よく家にも遊びに来てくれます。家族でいる時もお義母さんと3人で盛り上がったりしています。

    平野:そしていつも弟は1人ちょっと離れたところから「また何かやっているな」という感じで見ています。笑

    kazumi:そうそう。ここ3人でなんやかんややっているな、みたいな。笑 親戚も仲良しだから、タイミングが合うと来たりして。親戚含めたグループLINEもあって、お誕生日があると「おめでとう」のメッセージが飛び交っています。

    最上:すごい!仲良しですね。


    -kazumiさんの周りにはいつも人が自然と集まる感じですよね。そこに笑顔が付いてきてハッピーな気持ちにさせてくれる。そんな引き寄せの力を感じます。

    平野・最上:ほんと、引き寄せられた感じがしましたもん、今回!


    -kazumiさんとADIEU TRISTESSEとは、WEARで姉妹ブランドのconges payesを着てくれていたのをきっかけに、モデルとしてオファーさせて頂いたのがはじまりですよね。

    kazumi:はい。長年お世話になっているから、みんな仲良くてコミュニケーションが取りやすいです。あと割と「ちょっとなー」という時とかもわかりやすいし。笑

    最上:打ち合わせも毎回楽しかったよね。喫茶店でお茶しながらあれこれ話したり。笑

    kazumi:ほんと楽しかった!「うーん」とか言いながらみんなで色々話して。あっという間でしたね。でもやっぱりなんか、みんなが喜んでくれたら良いなって気持ちで作りたいと思っているから、迷いはあるものの決まるのは早いですよね。

    最上:ほんと、みんなはっきりしているよね。笑





    -平野さんはLIBERTY JAPANに何年くらいお勤めですか?

    平野:7年半くらいになります。元を辿ればそれこそちょっと熱い話になりますが、テキスタイルを始めたきっかけがリバティ・ファブリックス と言っても過言ではなくて。イギリス留学中に専攻を迷っていた時、プリントを見てすごく衝撃を受けて、テキスタイルに進もうと決めました。

    一同:えーーーー!すごい!

    平野:そこから、留学を経て、こうして今や夢の会社で働かせていただき、まさか自分で描かせてもらえるとは思ってなかったですし、それがkazumiちゃんとのお仕事に繋がっているかと思うと…

    kazumi:本当に嬉しい…

    最上:いやー本当に、感慨深いですね。そういえば、撮影の際にお2人がすごく感動されていて、私たちももらい泣きしそうになりました。まさかそんなサイドストーリーがあったとは 。

    kazumi:ほんとに!リバティプリントのファンの方はもちろん、普段柄のあるお洋服を着られない方にもとても着やすいデザインのお洋服ができました。

    ウォーリーをさがせ!のようにさりげなくカブキが入っていたり、春の光のような優しいカラーに別注したMEGUMI柄のアイテムは、控えめだけれど、着る人にそっと寄り添って毎朝気分が上向きになるようなアイテムになれば良いなという思いを込めて制作をしていました。

    親戚(勝手に思っている)のような間柄のアデューチームの皆さんと義理の姉デザインのリバティプリントとのタッグにより、ファミリーコラボならではのとびきりスペシャルやコラボアイテム!ぜひ沢山の方に手に取って頂けたら嬉しいです。





    〈Glencot Kabuki -グレンコット・カブキ- 〉は、2012年春夏コレクションの柄“グレンコット・ハウス”をベースに、kazumi さんの愛犬・カブキが無邪気に走り回っている様子を平野さんに描いて頂きました。





    kazumiさんのお誕生日には手描きのメッセージカードを贈っているという平野さん。そこにはいつもカブキの絵を添えているそう。「いつも全然うまく描けなくて、カブキって難しいなと思っていたけれど、今回やっと満足のいくカブキが描けました。」 (平野さん)





    kazumiさんの愛犬・カブキ。子犬の頃、歌舞伎の隈取のような柄だったことから名付けられたそう。





    LIBERTY FABRICSの2023年春夏コレクションの新柄〈 MEGUMI 〉は、平野さんが描いたもの。野草の連なりがまるで躍っているかのように表現されており、繊細なタッチに優しいお人柄が表れています。

    LIBERTY FABRICSのシーズンテーマ「BEAUTY AND CHAOS -美しさとカオス」とADIEU TRISTESSE の「Metamorphose」というテーマが通ずるところがあって。アデューさんにセレクトいただいた時にリンクしたようで嬉しく感じました。(平野さん)